何をしていても時間は過ぎるし、どんどん忘れていく。
ならば今その時にやりたいことをやるべきではないか。
自分なりのルールを守りつつ、毎日を過ごすべきではないか。(カム作)
いつの日か
君は消しゴムを最後まで使い切ったことがあるだろうか。
鉛筆にしても同じことが言えるだろう。
必要な物なのに、ふと気付くとなくなっている。
そして忘れていく……。
次に新しい物を使い出し……何度も何度も繰り返す。
何度も何度も繰り返した後に、使っていた人間は死んでいく。
だが死んでいく人間もまた、子供を作り……それを繰り返す。
何度も何度も繰り返した後に、住んでいた地球も太陽の爆発により消えていく。
消えていく光や粒子は、ブラックホールと化した太陽に取り込まれていく。
その後は、……その後は、あの最後まで使ってもらえなかった消しゴムはどこに行くのだろう。
幸せになれるのだろうか。
誰にも見つけてもらえなかったあの消しゴムは、再び誰かの手によって使い切ってもらえるのだろうか。
……そんな日がきてほしいものである。